「二度とこの場所に帰ってくるな」
仲の良かった友達が陽子に罵声を浴びせた。
それも一人二人ではない。
みんな陽子が女性を口説きまくって陽子にストーカー行為を働いた健を警察に突き出した
事を恨んでいるのだ。
「私の身にもなってみてよ。朝な夕なに付きまとわれたら生きた心地がしないよ」
陽子は心のなかでこう叫んでいた。
「だが誰一人陽子の味方をしてくれる女性はいない。それどころか陽子を見るとみんな罵
声を浴びせるの。女性って怖い」
陽子は女性の怖さを思い知らされた。
「それにしても、短期間に百人以上の女をくどく男がこの世に存在するんだな」
陽子は誰にも挨拶をせず新しい住居へと引っ越して行った。
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