2016年12月27日火曜日

現代日本人文芸:呉原百合蔵小説:総理の椅子を巡る大いなる静かな戦い:第1回:新連載

 安倍総理の真珠湾訪問はおおむね好評である。

明日の安倍総理のコメントが楽しみである。

ただ、

「安倍総理は謝らなかった」

 この声が大きいのも事実である。

「二宮正治さん、あなたはその昔アメリカの軍属OBに対して日本の真珠湾での非礼を詫たら軍属OBは涙を流して喜んだそうだね。その後の二宮正治さんのアメリカ人に対する信用につながってオバマ大統領を広島に招聘する引き金となった」

 二宮正治とその仲間は顔を見合わせた。

「日本人は謝罪を恥と考えるからなあ」

「明確な謝罪の言葉が入っていたら、安倍総理はアメリカ人のヒーローになっていたろう。まあ今でもアメリカ人には信用はあるけど」

「今から、今から」

 二宮正治はもう一度仲間を見る。

「今回の真珠湾訪問には岸田外務大臣、稲田防衛大臣が同伴している。この人達もアメリカ人に

言葉を発信して欲しいなあ」

 この二宮正治の言葉に、

「世界に売り出せる絶好のチャンスだ」

 仲間が口を添えた。

2016年11月19日土曜日

現代日本人文芸:二宮正治選:今日の時事川柳:安倍総理 セレブマンション 居心地は:他川柳数句、俳句二句、短歌一首

現代日本人文芸:11月19日:二宮正治選:今日の時事川柳:今日の俳句:今日の短歌


今日の時事川柳

1,安倍総理 セレブマンション 居心地は

2,小池氏は 光り輝く 現代に

3,保護主義は 世界経済 破壊する

4,プーチン氏 見せて欲しいよ 誠実さ

5,パククネ氏 生き延びれるか この騒ぎ



今日の俳句

1,霜月の 雨が降る度 寒くなる

2,師走前 バタバタ気配 始まるよ



短歌

1,女の子 夕食何と 少ないな 食べ盛りでも 我慢するのか

2016年5月31日火曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:P11

 野党四党は、

「内閣不信任案」

 これを出してきて、国会で、

「アベノミクスの失敗」

 声高にこう叫んだ。

安倍晋三は、

「私が直に『なぜ消費増税を延期したか』これを説明しよう」
 
 この考えを固めていいると、

不信任案は与党の反対多数で否決された。

「それにしても難しい舵取りを迫られる」

 安倍晋三は心の底でこう呟いてため息をついた。

「負けないぞ、私の手で新しい日本、新しい時代をつくるんだ」

 心でこう誓うのだった。

2016年5月30日月曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:P10

 今政府内及び自民党内の不協和音が大々的に伝えられている。

いつもながらマスコミは安倍総理には手厳しい。

野党はこぞって、

「アベノミクスが失敗したから消費増税ができないのだ」

 こうまくし立てている。

「誰がやってもこうなるんだ。野党の連中が政権を動かしていたら日本経済は無残に失速していたろう」

 安倍晋三は心の底でこう呟いた。

政府の主だった人達に安倍晋三は、

「なぜ消費増税を延期するか」

 これを熱心に説いた。

そして、

「衆院解散はやりたくない」

 心の底でこう叫ぶのだった。

「国民よ、私の心を分かってくれ」

 安倍晋三はこう呟いて大きくため息をつくのだった。

2016年5月29日日曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:P9

安倍晋三は自分の心を整理していた。

「私は自分でもびっくりするほど男の勘が働く。この勘のおかげで長年代議士をやってこれた。今

回消費増税を予定通り実施したら、日本は泥沼にハマる」

 晋三は大きくため息をついた。

妻の昭恵が紅茶とケーキを持ってきて、

「リラックス、リラックス」

 と声をかけてくれるのだった。

「いつも済まないねえ」

 晋三が昭恵にこう声をかけると、

「体には気をつけてね」

 この優しい言葉が返って来た。

晋三は盟友の麻生副総理に消費増税延期を打ち明けると晋三の予想以上の激しい反発をして、

「それだったら衆議院を解散すべきだろう」

 こう言葉を返した。

「何としてでもこの局面を乗り切らないと」

 安倍晋三はまた大きくため息をついたのだった。

2016年4月8日金曜日

二宮正治小説安倍総理のため息:第8回

安倍晋三は円高が進んでいることについて、日本の将来を危惧していた。

「さて日本をどう導くか」

 やっぱりため息が出る。

「これ以上の円高は危ない、しかし日銀の能力にも限界がある」

 妻が入れてくれたコーヒーを飲み、

「何か妙案はないかなあ」

 こう思うがこれと言った有効打が打てない。

安倍晋三の携帯には、各方面から、

「消費増税は延期した方がいいですよ」

 この声が寄せられている。

そしてこの声は日増しに多くなっている。

「日本の将来は私の決断にかかっている。さてどうすればいい」

 あれこれ考えていると妻の昭恵が、

「リラックス、リラックス」

 と声をかけた。

2016年3月30日水曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第7回

「ぼくが総理の間にアジアが火を吹かなければいいが」

 日本国総理安倍晋三は近未来のアジアを予測していた。

「ロシア、中国、南北朝鮮、いつ内乱が起きるかわからない。正規軍でない軍隊が日本を攻めてくる可能性が十分にある。憲法を改正してきっちり日本を守る体制を作っておかないと日本は火の海になる」

 安倍晋三はまたフーっとため息をついた。

「中国に内乱が起きて日本に大勢の難民が押し寄せると収集がつかなくなる」

 焼酎の湯割りの飲んで、最悪の事態を頭の中でシュミレーションをした。

「想像を絶するような事態が発生する。すべての日本人が想像できないような事態が」

 安倍晋三はまた湯割りを口にした。

そんな夫を見て妻の昭恵が、

「あなた選挙区で選挙を手伝ってくれている忠雄くんが結婚をするそうよ」

 こう言った。

「え、忠雄くんは二十歳じゃなかたっけ」

「何言ってんの、もう三十歳よ」

 安倍晋三は、は、は、は、っと照れ笑いをした。

   

2016年3月28日月曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第6回

 安倍晋三はトランプ氏が、

「日本の負担増なければ在日米軍撤退」

 こう発言した事について対策を考えていた。

「誰が次の大統領になっても同じような事を日本に言ってくるだろう。対策を考えないと」

 いつものようにフーっとため息をついた。

「国内に目を向ければ、民進党は反安倍一辺倒だ」

 安倍晋三は苦笑する。

「これしか言う事がないのか。これでは国民の支持は得られない」

 今後の事をあれこれ考えていると、妻の昭恵がお茶を持ってきてくれた。

「いつもありがとう」

 安倍晋三はお礼を言って一気にお茶を飲み干す。

「それにしても難しい舵取りを迫られる」

 安倍晋三はまたフーっとため息をついた。

2016年3月26日土曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第5回

「日本の若い世代は自分の夢を語る時は生き生きとしているが、人の意を汲んで動くのが苦手だ」

 日本国総理の安倍晋三は心の底でこう呟くとため息をついた。

「政党というのは有象無象の集団であってはならない」

 こうも。

「日本はどんな国になるのだろう。なんとしても美しい国、未来に向かって光り輝く国でなけれないけない」

 晋三は拳をにぎりしめた。

「それにしても、国会ではもっともらしい事を言うが、実際には自分たちの利益しか考えていない議員が多すぎる」

 またフーとため息をつくと、妻の昭恵が、

「ケーキとお茶を持ってきたわよ」

 こう言ってお茶とケーキを持ってきてくれた。

「ありがとう」

 安倍晋三は一日の仕事の緊張がとけて、笑顔がこぼれた。

2016年3月24日木曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第4回

 安倍晋三は遅い夕食を取りながら、今後の事を考えている。

「思えは体調不良で政権を投げ出した後のぼくの見方は麻生先生しかいなかった。麻生先生は失意のぼくをずっと励まし続けてくれた。本当に恩人だ。だが消費税の事ではかなりつらい思いをさせてしまった。今度再延期となると、また麻生先生につらい思いをさせる。だが、日本の将来を考えると麻生先生の顔色ばかり伺ってもいられない」

 晋三はフーとため息をついた。

「消費税をあげるべきか、延期スべきがそれが問題だ」

 晋三は心の底でこう呟いた。

「あなた、リラックス、リラックス」

 妻の昭恵が晋三にこう言う。

「総理大臣って孤独だよ」

 晋三のこの言葉に妻の昭恵は、

「負けないで」

 こう励ますのだった。

晋三は、

「分かっている」

 昭恵の目を見て微笑んだ。

2016年3月22日火曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息第3回

 安倍晋三は日曜の夜妻の昭恵が入れてくれるお茶を飲みながら夫婦で雑談をしていた。

「北朝鮮がまたやったね」

「ああ、困ったもんだ」

「目的は・・・・・・」

「日本と韓国の政権を崩して、国内世論を分断して、戦わずして利益を得るつもりだろう」

「そんなにうまくいくかなあ」

「あの国の上層部の考える事は恐ろしい」

「あなた負けないでね」

「分かっている」

 安倍晋三の顔に笑顔が戻った。

「体にだけは気をつけて」

「うん、日本の為にがんばらないと」

 安倍晋三と妻の昭恵はお互いの顔を見つめるのだった。

2016年3月19日土曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第2回:新連載

18日夜安倍晋三は北朝鮮がミサイルを発射した事に際し、

「一刻も早く防衛システムを確立しておかないと取り返しのつかない事になる」

 心の底でこう思った。

日本の米軍基地が攻撃される可能性が十分にあるからである。

そうなったら政権は崩壊する。

「あってはならない事だ」

 安倍晋三はフーとため息をついて自分に言い聞かすように、

「必ず日本の将来のためにやり遂げる」

 こう誓った。

「アジア各国の内乱にも備えないと」

 こう呟くと、いつの間にか妻の昭恵がそばに来ていて、

「リラックス、リラックス」

 こう言って優しく安倍晋三の肩を叩いた。

「ありがとう」

 安倍晋三はこの日初めて普通の男の顔になった。

2016年3月18日金曜日

二宮正治小説:安倍総理のため息:第一回:新連載

「四面楚歌、この状況は今のオレだ」
 
 日本国の総理大臣安倍晋三はフーとため息をついた。

「あまり無理をしないで、体に悪い」
 
 妻の昭恵が夫にこう言うと、

「分かっている、今度ダウンしたら政治生命を断たれる」

 安倍晋三は必死である。

第一次安倍内閣で政権を投げ出したような事は二度としたくないからだ。

「オレは誰にも負けない。今ここでオレが負けてしまったら日本は乱れてどうにもならなくなる」

 安倍晋三は、

「この難しい状況になる日本を救えるのは自分しかいない」

 この自負心を持っていた。

「それにしても敵が多い。雨あられと安倍降ろしが降り注いでくる」

 そんな夫の気持ちを察して妻の昭恵は、

「がんばってね」
 
 こう声をかけた。

「ありがとう」

 安倍晋三は優しい顔で妻にこう声を返すのだった。

2016年1月8日金曜日

二宮正治時事川柳:1月8日:もう二度と させてはならぬ サプライズ!

二宮正治時事川柳:1月8日:もう二度と させてはならぬ サプライズ!

解説

 北朝鮮に二度とあのような暴挙をさせてはいけない。

アジアが火の海になるばかりでなく、

世界大戦になってしまうかもしれない。

世界各国は協力してしっかりとした対応をしなくてはいけない。

対応を間違うととんでもない事になるのは言うまでもない。

2016年1月7日木曜日

二宮正治時事川柳:1月7日:バラマキか 消費拡大 どっちだい!

二宮正治時事川柳:1月7日:バラマキか 消費拡大 どっちだい!

解説

 昨日のNHK国会中継を見ていたら民主党の岡田代表は三万円の給付金を、
「バラマキ」
 こう言って安倍総理を激しく非難すると安倍総理は、
「個人消費の拡大だ」
 こう言い返した。
どっちにしてもこのまま消費税を増税するのは危険だ。
政府与党には策があるのだろうか。

2016年1月6日水曜日

二宮正治時事川柳:1月6日:影響は サウジイランの対立で!

二宮正治時事川柳:1月6日:影響は サウジイランの 対立で!

解説

 あのイランとサウジアラビアの対立は、

遠い国の出来事ではない。

そく日本の生活に影響が出るのだ。

日本は原油の多くをサウジアラビアに頼っている。

ホルムズ海峡が緊張したら、日本にとっては一大事である。

この事認識していただきたい。

2016年1月4日月曜日

二宮正治時事川柳:1月4日:皇帝に なろうとしてる 習主席

二宮正治時事川柳:1月4日:皇帝に なろうとしてる 習主席

解説

 中国の習主席の野望はとどまる事を知らない。
世界制覇を目論んでいる。
ただ中国経済は手品箱を手品師が操っている状態で、
いつ破綻するか分からない。
「軍事力を背景に他国の実質支配」
 これを目論んでいる。
本当に危ない国になった。
唐の時代の終わりによく似ている。
我々は注意を払わなくてはいけない。

2016年1月3日日曜日

二宮正治時事川柳:1月3日:あり過ぎる 箱根駅伝 力の差!

二宮正治時事川柳:1月3日:あり過ぎる 箱根駅伝 力の差!

解説

 今年2016年の箱根駅伝は青山学院の圧勝で終わった。

素晴らしいチームプレーだ。

失敗を恐れず全力で走った青山学院の選手達に、

大いなる拍手を送りたい。

ところで上位三校はまるで指定席があるように、

どの大会でも上位を独占するが、

これどうにかならないだろうか。

力の差が存在するのだろう。

来年からは上位三校を切り崩そう。

2016年1月2日土曜日

二宮正治時事川柳:1月2日:誤報メール 二度とやっては いけません!

二宮正治時事川柳:1月2日:誤報メール 二度とやっては いけません!

解説

 和歌山で誤報メールが配信されたが、

こんな事は二度とあってはいけない。

人々がパニックに陥り、負傷者が出たらどうにもならなくなる。

災害情報を出す地方自治体及び関係官庁及びマスコミは、

管理をきっちりとしていただきたい。